2014.07.12

試作創り

6月9日から約1ヶ月、休日なしの日々が続きました。
毎年の事なので慣れてはいるものの、今年はそれが初めてのスタッフが二人います。
良く頑張ってくれました。
期間中はアルバイトをあわせ、ピークで12,3人体制になるのですが、今年は豊作だったため、休みなしの代わりに毎日早めに終わるという思惑が狂いました。
一時はうちの全部門が出動し総勢15人って日もありました。
嬉しい悲鳴です。
剪定方法を大きく変更したのと、摘芯をたくさんした結果で間違いないと言えます。

ちなみに園地の写真はこんな感じです。

 無農薬南高梅 畑

無農薬南高梅 畑

ここは無農薬に挑戦している園地です。
実はこの園地は紀州梅香の持つ農園でもっとも病気が蔓延する立地となっています。
原因は海沿いの強風から影響するものなのか、土なのか。
2百メートル移動するだけで全く病気のない園地があったりするので不思議なものです。
病気の多い園地は農薬をやろうがたくさん発生します。だったら無農薬でと思ったのですが、さらに質が落ちてトータルで考えればこれは赤字園地になるのでは・・というような感じなので検証が必要です。

同時にお酒、梅干、その他様々な加工食品のサンプルを毎日試行錯誤する日は刺激的で楽しくもありました。
そして実験、研究ノートはどんどん埋りました。
書いているスタッフ達は思ったんじゃないでしょうか。
実験ノートが2冊ってありえるのかな・・・なんて。
ちなみにうちでは現在100以上の様々なサンプルを作っているのですが、うちにしかできないと言える美味しいものが生まれています。

すもも しんじょう 和歌山

すもも しんじょう

ちなみに上の写真は「しんじょう」と言うスモモです。わかりにくいですね(笑
新庄という町でしか生産されていないものです。皮がうすいので緩衝材が必須です。日持ちも悪いです。そしてとっても美味しいです。他のスモモもたくさんあるのですが、全く違います。

地元の複数の果物達等。

紀州の果実達

紀州の果実達(企業秘密)

女性は豊かなアイデアを思い描ける生き物なのでこういう仕事には向いていて助かります。
男社会ではなかなか生まれないであろう発想、そして意見がたくさん生まれます。

これからが楽しみです。

次は大阪、京都、岡山あたりに向かい、そこで新作に必要なかくかくしかじかな物を手に入れる計画を縫い合わせています。

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