2013.12.04

社員をサーフィンに行かせよう

こんばんは。

パタゴニアと言えば日本人ならほとんどの人が知っているんじゃないかな。
イヴォンシュイナードはそのパタゴニアの創設者の名前で僕の尊敬している1人です。
会社の運営方法、理念についても参考にしている所が多くあります。

「社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論」

社員をサーフィンに行かせよう
イヴォンの著書です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4492521658/

これは私が京都造形芸術大学で指導をして頂き、その後も何度かお世話になった東京のランドスケープデザイン会社の代表から進められた本なんです。その方は将来の日本の風景が、風景デザインがどうあるべきなどを考え、それを仕事にしているかっこいい方なんですが、経営方針もイヴォンに近いようなスタイルをとっているんじゃないでしょうか。とても楽しんでいて職種は違えど、うちも参考にしたいとよく思っています。

ところで、今うちでは社員を募集しています。
ネットに掲載すると問い合わせが増え、応募されてくる人の質も少し変わってきていてちょっと驚いています。ホームページを作って良かったです。

募集要項・就業形態等にはイヴォンのやり方を真似ている部分があります。

例えば欧米並の長期休暇制度です。イヴォンは仕事のためになるのであれば問題ないとしています。
時にそれは数ヶ月にも渡ります。今の紀州梅香では流石に数ヶ月は無理ですが、仕事に支障の出ない体制を作ってからが条件つきで3週間位なら取得が可能です。

日本ではなかなかできるものではありませんが、うちは本人が望めば比較的フレックスに近い制度を設けています。
農園に入る場合はそういうやり方でないと難しい側面もあります。
もちろん本人がそれだけの仕事をできるならばとなり全てのスタッフにというのはやはり難しいですが。

「社員をサーフィンに行かせよう」についてですが、

パタゴニアでは良い波が来たら、仕事を止めてサーフィンに行けるシステムがあります。
良い波が来る時、天候ってなかなかないんですよね。

だからそういう時はすぐにでも行けるようにということです。
アウトドアブランドの会社でもあるので仕事にも繋がるんですよね。
イヴォンは製品テストもかねて数ヶ月山登りをすることがあるほどです。
もちろん「不在による仕事への影響が会社運営上問題ない」という条件をクリアしての登山です。

やっぱりプライベートも大切にしたいですよね。

あ、パタゴニアは鎌倉に日本法人を置いています。
社風は書いた通りのようです。

日本でもできないことはないはずだ。

線