2018.01.30

売上比較(通販のみ)2015、16、17年度、各10月~1月

ほぼ1年ぶりとなる久しぶりの更新となりました。

大変嬉しいことに業績がかなり伸びてきており、そのドタバタからこちらの更新がなかなかできませんでした。そして1年前と同じような内容となり、いわゆるお金、売上となり恐縮です。

下記グラフは通販のみですが、3年間の比較で2015年~17年度の10月~1月の各4ヶ月を摘出、比較したものです。

紀州梅香-売上-比較-3年

紀州梅香-売上比較


売上の実数は公開できなくもないのですが色々とありまして申し訳ございません…

毎年それなりに伸びてはいるのですが2015年度は梅干加工と販売を始めた年なのでやっぱり酷いですね。(正確には14年度、年明けの15年2月から販売スタート)
本当に苦しかったです。前職でネット販売スキルはかなり身につけていたのですが甘かったです。ただ、2年目から急上昇を始め、3年目も順調に伸びてくれました。1月は売上がそれほど上がらないのですが、30日時点で昨年同月比で+100%を越えました。
これは嬉しかったです。

また、17年は夏頃から関西の百貨店等にも展開しているパントリー様でも取り扱いして頂くようになり、さらに増えた複数の生協様とあわせて、おかげさまで全体でもかなり伸びました。

次の課題は嬉しい悩みですが、生産量と販売量を予測しながらの経営となります。紀州梅香の梅干は100%自社農園産となるので、販売量には限界があります。現時点では全体売上が今より+70%くらいが限界点となり、通販グラフだけ見れば、あと1年でそこに達する可能性があります。もちろんとてもそう簡単に行くとは思っていませんが・・・

梅の生産量についてですが、梅の園地を増やす事は現時点ではあまり考えていないんですよね。やはりリスクを分散させたいので別の作物や加工にと思っています。また、せっかく地元に帰ってきたのだから、地元にお金が落ちるような仕事をしていきたいと思っています。
農作物だけでなく海産物もどうにかと思っています。

私の住む地区は漁村でもあるんですよね。経済的には落ちているのですが、それは梅産業でも同じです。でも、知恵をふり絞れば、まだまだ伸びる要素があるので、どうにか新しいジャンル、海にも目を向けたいと思っています。少なくとも、厳しいと言われてた梅干産業でそれなりに成功しだしているのだから、他の農作物だけでなく海産物にもある伸びしろを塗りつぶす事はできるはず。

私は大阪に10年以上、アメリカには1年半住み、ヨーロッパにも仕事、プライベートで何度も行きました。また、30代半ばにさしかかった時、もう一度学びたくなったため、仕事をしながら京都造形芸術大学に入学し、そこではいわゆる地方のデザイン、ブランディング、経済等についても学び、研究しました。様々な経験をし、色々と見てきて思いましたが、私の住む町、みなべ町堺には山にも海にも、そして、のどかな住宅地にも埋蔵金がたくさん埋まっていると気づきました。紀州は徳川御三家ですから埋蔵金はやっぱり埋まっているんです。しかも、こんな足もと、みなべ町堺に。

掘るか掘らないか、それだけです。

ただ、海となると海に強い協力者も必要ですし、今の紀州梅香を支え、伸ばしている梅干しの分野でも人を増やさないといけません。

楽しい人生を送りたいのでやっぱりやるしかないです。ただ、田舎なのでそこはのんびり暮らしながらやりたいと思っています。それが田舎暮らしの一番のメリットですから。

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