2014.03.31

梅干し:3月12日

桜も満開になったようですね。
みなべ町はどちらかと言うと2ヶ月程前の梅の開花の話題に花開くという感じなので桜の話はあまり出ません。
うちはそうでもありませんが多くの農家にとっては4月はとても忙しい月で、花見の話など聞きません。

ところで予定より少し遅れましたが3月12日からタンクに漬けている残りの梅を干し始めました。
それにあたっては、いつも大変お世話になっている川口農園の社長から一から細かく指導頂きました。
非常に勉強になりました。
本当にいつも助けて頂き感謝の言葉以外に見つかりません。

川口さんからは「こういうやり方だけでなく、こういう方法もある、世間一般的にはこれが良いとされているが
今までの経験からはこっちのほうが良いと思う」等と様々な考え方、見方を教えて貰い大変勉強になりました。

農業というのは自然と生きる樹木を相手にしているので、例えばJAや研究所などが積み上げていたデータが実は違っていた、あるいは今年は違ったという事例が少なくありません。
なので実際の結果や他の農家さんの意見には紳士に目と耳を傾け
柔軟に考え方や方法を変えていくなり、試していくべきだと思っています。
信念を貫くのは素晴らしいことだとは思いますが、特に現代の農業においてそれは時に諸刃の剣になると思っています。
実際この3年の間に、やり方を変えなかった事で悪い結果へと向かった事が何度かあります。
うちは法人、つまり会社としてやっているので、
柔らかい梅干しに見習って柔らかい考え方を持たないと良い物、良い会社を造っていけないはずです。

ところで最近新しいスタッフが入りました。
農業は初めてなのですが、とても真面目で精一杯頑張ってくれています。
将来は農業で独立をしたいという野望を持っているようで、もし今後、本当にそうなる時が来るなら精一杯サポートして行きたいと思ってます。
うちに居続ける事になるなら管理職になってもらい、会社や地域の成長に大きな貢献の果たせる人間になって貰いたいと願っています。
そのためには僕自身を含め、会社を成長させないと行けません。
言うは易く行うは難しいなんて言ってられません。

ちなみに先日の3月26日の日記は彼が書いたものです。
パソコンが非常に苦手なようですが必至に努力してくれています。

では。

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